災害時の備え
今回は災害で家から逃げ出す時のことに触れたいと思います。
災害時に備えた準備は、
1次「持ち出し品」と
2次「持ち出し品」に
分けて準備しておくのが良いです。
1次「持ち出し品」とは避難時にすぐに持ち出す必要最低限の備えです。
主に最初の1~2日間をしのぐためのものになります。
非常持ち出し袋にいれておき、非常時に持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です。
以下をご参考に中身を準備するといいです。
大人2人×1日分の目安です。
<食料・飲料>
・飲料水(500ml×8~10本)
・非常食(乾パンやレトルト、ゼリー状の食品など2箱程度)
<停電時用>
・懐中電灯(予備電池含め2個)
・ろうそく(2本+マッチ・ライター×2つ)
・携帯ラジオ(手巻き充電式が望ましい)
<医薬品>
・救急セット(常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、
ばんそうこう、ハサミ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、
持病のある方はそのための薬(お薬手帳も))
(救急ボックスなどのセットで売っているものが便利です)
<生活・衛生用品>
・レジャーシート(1人あたり1畳分程度)
・タオル(4枚~、多めに)
・ポリ袋(大きめを10枚程度)
・トイレットペーパー
(1ロール、水に溶けるため、ティッシュより使いやすいです)
・ウエットティッシュ(2個~)
・簡易食器セット(家族分)
<貴重品>
・現金(硬貨も)
・身分証明書、保険証、住民票のコピー
・預貯金通帳、印鑑
・権利書、各種カードなど
<避難・救助用品>
・笛、コンパス、ナイフ、ロープ(7m以上)
・シャベル、バール、ノコギリ、
ハンマー等の工具(小型のアウトドアグッズが持ち運びに便利)
また、2次「持ち出し品」とは、
最初の避難の後に再度自宅から避難所へ持ち出し、3~4日間の避難生活を送るためのものです。
1次「持ち出し品」に加え、+αの飲料や食料、衣料品、生活用品を準備しておくと良いです。
生活用品は、卓上コンロ+ガスボンベをはじめ、アウトドアやキャンプを思い浮かべるとイメージしやすいかもしれませんね。
私たちの家づくりでは、当然「災害に強い家・安全を確保しやすい間取り」といったことにもこだわっていますが、
こういった避難をするときに「持ち出し品(特に1次持ち出し品)」を常々どこに確保しておくか、といったところにまで気を払い、
お客様と一緒に間取りを考えています。